記憶かイメージか
時間軸については以前も書いたのだけれど、
今回は少し角度を変えて見えてきたものについて。
この世界には「記憶」と「イメージ」の二つの創造力があるんだと思う。
それを人は「過去」と「未来」という時間軸に落とし込んで生きている。
記憶というのは単純に人生分だけではなく、DNAの中に刻まれた生命の記憶全てで、
上書き保存のように今この瞬間も積み上がっていく。
多くの場合はこの記憶によって、人生や可能性に制限がかかっていく。
一方でイメージは記憶の逆で、完全に新規作成。
どんなものでも考えうるものについては実現可能。
でも記憶のスタック能力に比べて、同じイメージを繰り返すには忍耐が必要。
自分の場合はネガティブな記憶やイメージが生活を占めていたから、
そりゃ上手くいかんかったよなって感じ。
記憶を書き換えること(記憶もすべて主観だから可能かと)と、
自分の人生に望むイメージを抱き続けること。
特に後者は人生を変えるために欠かせない作業になる。
記憶の改変だけでは現状を変化させることはできない。
そして現在というこの瞬間だけが「リアル体験」のターン。
記憶の再生か、はたまたイメージの創造か。
結局人生はこの繰り返しなのかもしれない。
例えるなら、
雑草を抜いて、種を蒔いて、水を与え続ける。
そうすればやがて必ず地に根を張り、花が咲く。
2017/01/29追記
記憶を変えられるという点において補足をすると、
あるのはいつも「今の意識」しかない訳で。
どんな人間であっても、「今の意識」でしか存在していない。
つまり過去であろうが、未来であろうが、「今の意識」である。
だから、過去に対する「今の意識」が生んでいる反応を変える。
そうすれば変わっていく。