何も目指さない生き方
何かを目指した途端、現在の自分との比較が始まってしまう。
それなら、もう何も目指さないという生き方はどうなんだろうか。
私は昔から理想主義で、いつも今の自分を変えたいと願いながら生きてきた。
私の人生はいつも目線を上げていないと描けないものだった。
成長志向が高く、勤勉な自分を誇らしく思う一方で、
いつも息切れのような苦しさがつきまとった。
そもそもどうして自分を変えなければいけないと思ってしまうのか。
それはきっと他者評価を気にしすぎているからだ。
その中でも特に経済力や社会的なステータスに価値を置き、
その理想にいつまでも手の届かない自分を叱責してきた。
だけど、その理想って本当に目指さないといけないのだろうか。
現状が淡々と続く人生ってダメなのだろうか。
人から賞賛されるような人生じゃなくても、
自分がそこそこ満足してヘラヘラして生きていける人生じゃダメなのだろうか。
もう何かを必死に目指して、自分の首を絞めるような生き方は手放そう。
とりあえず自己満足度の優先順位を上げて、ゆるゆると生きよう。