脳の中にある辞書にはどんな言葉が並んでいますか?
私の辞書に不可能という文字はない。
この言葉が誤訳であったかとうかはさておき、
私たちの脳内で繰り広げられる自動思考は、
まさに辞書さながらの働きをしていると考えて間違いない。
辞書の中にある言葉が、
私たちの思考となり、
その思考によってイメージや感情が立ち上がり、
それに伴った行動へと変換される。
例えば、身長160cmの男性AとBがいたとしよう。
Aは小さい頃から「160cmは男として低い」と教えられて、育ってきた。
一方、Bは160cmに対して特別な意味を与えることはなかった。
同じ単語(現実)でも二人にとっては全く意味が違う。
「背の低い男性は恋愛対象外」
そんな女性に出会ったら、Aは何のチャレンジもせずに諦めていく。
一方Bは自分が背が低いとは感じていないので、チャレンジできる。
結果がどうとかではなく、自分の中にある「解釈」が
必要のないネガティブなもので占有されていると、
すべての出来事にネガティブな解釈を付けて、世界を狭めてしまう。
辞書を書き換えるには、やはりアファメーション。
言葉にしてみたり、文字にしてみたり、イメージにしてみたり。
何度も何度も更新していくしかないのだ。
それが書き換わる日まで。