鏡の法則、知ってただけで分かってなかった。
スピリチュアル系でも、自己啓発でも、割ともう常識となった鏡の法則。
投影の法則って言ったりもするっけ。
理論的に反論の余地もないし、納得は出来てるつもりだったけど、
自分の都合の良いとこだけというか、
やっぱりネガティブな気分にさせられる相手に、
「あぁこれは自分の内面を見せてくれてるんだな、感謝」とか
思えない訳で、どこか抵抗したい気持ちが残ったままでした。
でも、最近母親との関係性を中心にいろいろと考え始めたら、
やっぱり自分の声なんですよね。
母は本当に悲観的で否定的な人(これも私の偏った解釈なだけ)なので、
いつも否定ばっかりしてくる相手(これも私の偏った解釈)だと思っていました。
ただこれを冷静に見てみると、
母の発言そのものには意味がなくて、
まずその発言に自分の解釈をするという第一段階があって、
そしてその解釈に対する自分の感じ方が第二段階を経て、
母はいつも否定してくる存在で嫌だという第三段階に着地する。
まだ今日気づいたばかりで完全には物にできてないんですが、
例えば「人に甘えてはいけない」という解釈を私が持っていたとして、
「人に甘える人は嫌いだ」と感じていたとします。
もし母が「いつも人に甘えてばっかりやな、あんたは」っていう発言をしたら、
当然私はネガティブな反応をします。
それは母の発言そのものに、私のあり方を否定する力があるんじゃなくて、
私の内面にネガティブな反応を引き起こす元があるということ。
母のことをいつも否定してくる相手だと思っていること自体も元になります。
もし、母のことを「私のことが大好きな親バカ」だと思っていて、
幼少期に自分が甘えると周囲の大人が喜んでくれたりしたとしたら、
「人に甘えることで周りの人が喜ぶ」(ちょっと極端かもですが)
という信念を持つようになるかもしれません。
そうすると同じ母の「いつも甘えてばっかやな、あんたは」は、
自分を否定するものでも、ましてネガティブなものでもない訳です。
同じ文章でも前提条件が違えば、そこにある意味が違うのと同じこと。
自分の中にない信念に対して、どれだけ他人が意図を持って、
影響を与えようとしても何も変えることはできないってことなんだと思います。
もっと言うと「自分に向けて言われてると感じない」。
だって自分の中にない信念なんだから。
「やい!宇宙人!!」って言われて傷つきますか?
「やい!日本人!!」って言われたら?
まぁ宇宙人って思ってる人もいるかもだけど(汗)、
おそらく文脈の感じとかこれまでの経験から、自分の中にあるものが該当した時、
初めて自分の中に取り込むんじゃないでしょうか。
だからレビューとかって参考になるようで、
参考になんないよね。
人の数だけ前提条件があると思うし、
自分が体験した時には自分の中の何が反応するかなんて分からないわけだから。
まとめられそうでまとめられないけど、
途中経過を記録しました。
またしっかり観察して体系化できたら追記します。